静寂
2007-08-23
原点
2007-08-18

−西三国−
森山大道の新作『ハワイ』。
2005年発刊の『ブエノスアイレス』と同等のボリュームを想像していたのだが、傑作『新宿』を凌駕する分厚い写真集だ。
撮影地のハワイについて、森山自身があちこちで触れていたので、力の入れようが違うのだな、と、こちらの期待も膨らんでいた。
ざっと目を通すと、近年になく横位置の写真の多さに驚いた。
強く記憶に残るような写真は、あまり発見できないのだが…。
が、これは、あの『遠野物語』の2007年版というべきか、大量の写真群が束になって、他にはないような「記憶」の総体として迫ってくる。ここが「ハワイ」であること、「日本」であることは、最早何の関係もない。森山大道の記憶と僕の記憶がシンクロする。ココハボクノゲンテンデアル。
かつて、僕たちが遠野や津軽を目指したように、これを見た若い人たちの中に、同じ想いでハワイを目指す人が出てくるのだろう。
レッドゾーン
2007-08-17














